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不登校経験を経て社会人となったやつらの発信活動

助けを求める勇気

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僕は小学校から中学校までほとんどの時間を引きこもりで過ごした。
学校に行っても不甲斐ない言葉で人を傷つけ、傷つけられる日々を過ごした。
思った言葉をそのまま口に出してしまう。その性格から周囲からは浮き始め
いじめが決定的に僕を学校という初めての社会に触れる機会を遠ざけた。
 
いじめの原因は僕にもあった、けれど当時の僕にはなぜ自分が
ごみと呼ばれ菌と扱われ、除け者にさせれてしまうのか理解する事ができなかった。
 
そんな僕は毎日泣いて帰ることしか出来なかった。
事態を悪化させた原因は他にもある。
プライドが高かく、いじめについて両親にも先生にも相談することができなかった。
 
そして僕は仮病を使って学校を休むことにした。
 
今想うと正直に「いじめが怖かった」と、伝えればよかったと後悔することがある。
でも、「僕はいじめられています」なんてはっきり言うのには勇気がいる。
 
恥ずかしい
 
恥ずかしい
 
そして仮にいじめの事実を伝えても信じてもらえるのか
 
もしひどくなったらどうしよう…
 
 
そう考えるうちに、少年時代の僕は考えることすら疲れ、全てを放棄するようになってしまった。仮病で自分の身を守れる。短い期間でも両親は学校に行けと言わなくなる。
 
でも、今思い返すと両親にも先生にも迷惑をかけていたな、謝りたいなと思う。
それでも少年の僕には「いじめられています」と言う勇気がなかったんだ。
 
大人になった自分はそんな少年の頃の自分の心境を否定しないであげたいと思う。
人に弱みをさらけだすことには今でも、勇気がいると感じるからだ。
 
じゃあ、どうしたら「助けて」のサインを出せるのだろうか
 
少なくとも僕は部屋にこもっていたけれど、誰かに心では助けを求めていた
でも「助けて」のサインの出し方が分からなかった。
 
僕の少年時代はスマホなんてツールはなかった
パソコンも一家に一台あればいいもの
 
でも今は違う、スマホがあり、パソコンだって普及している
同じ悩みを抱えていたコミュニティとも繋がることは容易な世の中となった。
 
だから僕は今、ブログを書くことで「助けて」のサインを出しているのかもしれない
少年時代の僕の心が、叫びたかったサインを
 
髙橋直之