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不登校経験を経て社会人となったやつらの発信活動

選択肢

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朝晩の冷え込みが激しなってきましたね。
布団を出るのがおっくうに感じるこの頃ですが皆さんお元気ですか。
 
久しぶりに大学の研究室にお邪魔しました。
途中、バスの中で懐かしい車窓に惹かれてつい手前のバス停で下車して
学生の頃と変わらない景色を目にしながら、僕自身が少し変わった(成長)したように感じました。
 
こんな僕でも社会人をぎこちなくですが続けています。
転職を繰り返していますが、やっとのこと先日、自分の思いに近い就職先と出会うことができました。新卒の頃はネームバリューや自分の志に沿う会社選びをしていましたが、転職を繰り返すうちに居心地の良さや共感できる企業体制を求めるようになっていました。
 
転職を繰り返した理由はやっぱり自分の肌に合わないと感じたからかな。
居心地が悪いと感じたり、頑張りすぎて自分が疲れてしまう環境に身が置かれていたり
 
そんな時に聞く「石の上にも3年」先ずは3年だよ!!って
でも僕は2年半で最初の会社をリタイヤしちゃいました。
でも、その選択には後悔はしていません。会社としても自分としても合意の上での円満退社だったと振り返ります。コロコロしてるんじゃねぇよーっ!「はい、すみません」
 
でも、そうしてきたのには理由があって
無理に自分が居心地の悪い場所にいなくてもいいんだな。て気がついたからなんだ。
 
学校環境、職場環境、家庭環境、様々な環境がある中で
無理に自分をその場に置かなくていいんだと思えるようになった。大人になったら選択肢の幅が増えるからかな。子供の頃は選択肢なんて用意されていなかったもの。
 
学校に行く以外に選択肢がなくて
僕がそこから逃げる事は悪い事だとされてしまった。
 
選択肢が少なかったんだよね、あの頃は
選択肢がないから正解の道は一つしかなかった
どっちかは必ず不正解の道
 
そう、僕は部屋に閉じこもって不正解の道を選択していたことになる。
親や先生はそれに対して、やっぱり注意するよね。
子供のころ、なんて理不尽なんだろうと感じたな。
 
だって選択肢がないから、なんでも強制されるんだもの。
「なんて理不尽なんだ、早く大人になりたい」て考えた時もありました。
 
そう理不尽なんだよね。
選択権がなかったんだもの、、、
でも、子どもだからと言っても自我がある1人の人間ですよね。僕は引きこもる事しか選べなかったんだけど、昨今は少しずつ理解ある世の中でもあるんじゃないかな。
 
学校に行かない選択肢だって
僕は正解で良いとおもうんだ。辛い場所に居て、どんどん落ち込んでしまって、あなたの持つ良い面が見えなくなってしまったらもったいないとおもうんだよね。
 
学校では活かせなくても、落ち込まないで欲しい。学校て成績がでるでしょう?
でも、それが全てあなたの評価になるとは僕は限らないと思うの。勉強が苦手、運動が苦手、集団行動が嫌。それは我がままでもなんでもなく、あなたの個性なんだと思う。
 
もちろん進学や就職には勉強や運動、集団行動だって求められることがあるでしょう。
 
でも、その苦手を克服する場所は、今は学校以外にもたくさん用意されています。フリースクールに通ってみてもいいし、週末に出かけてみてもいい。
新しい選択肢をあなた自身で思い描いてみてはどうかな?
そうすることで居心地の良いあなたにとって成長できるより良い環境が創り出せると思うんだよね。そう、無いなら創り出してしまえばいいんだ。
 
僕は部屋に篭っていたけれど唯一、外の世界との繋がりを創ったとした例は
図書館や図書室へ通い、本を読むことだった。
本を読むためには部屋から出ないといけないし、借りた本は期日までに返さなければならない。自然と社会の中に出ていく練習をそこでさせてもらっていたのかもしれない。外に出るのは怖かったし、なるべく同級生とはその頃は会いたくなかったけれど自分の好きなことややりたいことを新しい選択肢に加えてみたら、案外そこで成長できたりするんだよね。社会人にも学生にも、そこは通ずるところがあると思うな。
 
髙橋直之