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不登校経験を経て社会人となったやつらの発信活動

目に見えない障がい①

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皆さんこのバッジは見たことありますか?
たっきーです!こんにちは!!
今日もブログにご訪問いただきありがとうございます。
とても暖かい1日になるそうですね。12月とは思えない暖かさ
変わって明日は一桁台にまで気温が下がるんだとか、体調を崩されないようにお過ごしくださいね。
 
今日のブログのテーマは目に見えない障がいと記載しましたが、いったい何のことかこれから説明していきますね。
 
先日、友人とこんな話をしたんだ。
その友人もASD(Autism Spectrum Disorder)自閉症スペクトラムを抱えた友人だ。
 
僕とは違う特徴でその人も同じ悩みを抱えていたんだ。
 
外見からは障がいについて見分けがつかないから判断や配慮がされにくい。
仮に配慮事項を伝えても敬遠されるか嫌われてしまうかどっちかだ、と
 
僕も転職活動では自分が抱えているADHDうつ病についてオープンにしてきたが、やはり伝えると敬遠されがちな傾向にあると感じだんだ。
 
どうしても目に見えない心の障がいはその障害度認定も医師の考え方一つで大きく変わってくるし、平等に障害評価されないのも現状にはあって複雑な心境だ。
比べることではないが、僕よりも長くASDと付き合ってきた友人は必要とされる支援を受けようとしたが障害度認定区分で実際より(僕の指標に過ぎないが)低い評価をされてしまい障害年金の受給や公共料金の割引を受けることができない状況だ。
精神科に通うと治療費がバカにならないんですねこれが…とても家計を圧迫してくるし、仕事ができない程の症状だと更に悪いサイクルで収入がないから、必要な治療を受けられずに更に悪化していくという悪循環も発生するんだ。とても話を聴いていて悩ましくも必要な援助が受けられないのは僕よりも深刻な状態にあると感じた。
 
精神障害身体障害者と比べて受けられない公共施設の割引も多い。
なんでだろう。
 
例えばJRなど(一部鉄道会社を除く)は精神障害者保健福祉手帳の場合、等級に関わらず割引を受けることができない。車での移動が困難な場合、公共機関に頼るため必須である。薬を服用することで眠気の作用も催す患者もいることから、もしも薬の服用者がやむを得ない事情(日用品などの買出し)などで車を運転することが強いられた場合、事故を起こすリスクもある。各市町村ごとにより公共交通機関の割引には差があるが筆者の住む横浜市では精神障害者保健福祉手帳1級でない限りは公共交通機関の割引を受けることができない。確かに私は1級だが最も症状が深刻な状態な時に取得した。それこそ寝たきりの生活を余儀なくされた時期だった。そんな状態では公共交通機関を利用するどころか、生活のほとんどが困難な状態で、割引が使えるからとフラフラと出かけるのもとても危険だ。そこまでにならないと割引を受けられない、この気持ちはとてもモヤモヤする。
 
身体障害者の場合、公共施設でのサービスにかかる費用負担が軽減される範囲はとても広いんだ。心の障害も身体の障害も同一レベルで扱われないことに疑問を得ずにはいられないんだよね。本当になんでだろう。
 
精神障害などを理由に社会復帰が困難な状態にある人は全国に約400万人いると、最新の内閣府の調査で分かった。400万人とは全国第二位の規模を誇る政令指定都市である横浜市の人口と同じくらいに匹敵する人数だ。
 
少子高齢化が理由に労働人口の減少が危惧される中、障害者の社会復帰は大きな課題となっている。そのためには軽度の障害でも必要なサービスを受けられるような施策の整備が求められているのではないかと僕は考えてるんだ。
 
僕だって働きたくて仕方ないんだ。
一年前の一番ひどい時期は働くことは負担にしか感じられなかったけれど今は違う。
でも精神障害だと企業の人事に明かすには勇気がいるんだ。敬遠されてしまうからだ。
これも精神障害者の社会復帰の大きな壁となっている。
 
どうにかならないもんかなぁ
友だちの抱える悩みも分かるし、正に僕も当事者であるからこれがリアルな現状なんだ。嘆いたって仕方ないからもう、ブルドーザーのように転職活動していくしかない、引かれても仕方ないという強い心持ちで事実を伝えながらマッチングできる企業を探している。勤めるからには次の転職は本当に失敗したくないし、だからこそ僕はオープンにして自分のことを洗いざらい話している。もちろんワガママにならない範囲で配慮事項は伝えるし、自分で改善できることはどんどんしていこうと言う心持ちは忘れていません。
 
でもここまで回復できるまでには相当な時間がかかりました。
 
つまり精神障害者の社会復帰には二つの壁がある。
 
一つ目が
自分の障害を克服して社会復帰を目指そうとする意欲まで持っていけるかどうか
 
二つ目が
企業からの精神障害者に対する厳しい眼差しをいかにクリアするか、自分とマッチングできる企業を探せるかだ。
 
もうね、本当に一難去ってまた一難ていうのが精神障害者の抱える現状なんだよね。
せっかく自信を取り戻していざ社会復帰を目指そうとしても、転職活動が上手くいかずにまた症状が悪化してしまったり、最悪の場合自己嫌悪に陥って自傷行為にも走りかねない。うつ病で最も自傷行為を引き起こしやすい時期とされるのが回復期なんだ。
まさに転職活動で現実と自分の抱える障害の壁を目の前にする、この回復期が重なることで本当にもう悪循環なんですよね。本当になんで?てなる。
 
この記事の最後になりますが
目に見えない障がいを克服するには僕の体験談に過ぎませんが仲間を作ることで回復が早くなります。僕自信、自己承認欲求が強い性格であるからかもしれませが、仲間ができたことによって少しずつ自分が社会から認められていくように感じていけるんですね。
 
だから、一人で戦わないこと、抱え込まないこと、無理に頑張り過ぎないことが社会復帰への近道かもしれません。自分に無理な課題を立て過ぎずにステップバイステップで自信を取り戻していき、症状が改善していけるといいなと今の僕も考えています。
 
みんなで目に見えない障がいに立ち向かいましょう。
  
因みにブログの冒頭で紹介させて頂きました「見えない障害バッジ」は東京都社会福祉協議会のHPで紹介されています。"わたしのフクシ"と言うサイトで入手できるそうですが現在は受付停止中とのこと再生産されることを願いますね。
 

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こちらのマークも広まりを見せていますね。精神疾患の方でも地方自治体ごとによりますが区役所などの窓口で受け取ることが可能です。横浜市は区役所で受け取れました。
ぜひ、ご参考までに。
 
髙橋直之