障がいを肌で感じる
こんにちは、たっきーです。
3月に入りましたね。晴れた日は暖かく、雨の日は肌寒く、春と冬を行ったり来たりしているような季節ですね。僕も少し風邪を引いてしまいました。
さて、今回は自分の今ある状態からブログを更新したいと思います。
実は2月の中旬から持病である椎間板ヘルニアを再発症してしまい、寝たきりに近い生活を送っています。椎間板ヘルニアとは、背骨の中にあるクッションが椎間板と呼ばれているのですが、何かの拍子にそのクッション(椎間板が)背骨に沿う神経に向かって飛び出してしまい、主に下肢に障がいを来たす病気です。僕の場合、右足の外側が常につっているような感覚で、人によっては針に刺されるような感覚を感じるそうで症状はまちまちなのですが、痛みから右下肢が動かせない状況で寝たきりの生活を最近は過ごしています。
実は発端は高校生の頃でした。
剣道の試合の際に腰を捻り、ヘルニアを持つ体質になってしまったんです。
一度、その頃も入院しました。高校時代は一度も休んだことのない僕でしたが入院したことで皆勤賞を逃してしまうことになりました。それ以上に大きなショックは足が動かせない不自由さを身を持って体感したことです。
皆さんは片足が動かせない気持ち、って理解できますか?
僕は入院するまで理解できませんでした。したつもりでいても、片足が動かせないだけでADL(日常生活動作)が著しく阻害されてしまうことに初めて気づかされました。
そして今、また持病のヘルニアが再発して寝たきりの生活を送っています。
忘れかけていた、不自由さを改めて痛感しました。身体に障がいを来たす気持ちは改めてなってみないとわからないものなんだと感じました。
僕は今、杖をついてやっとのことで歩行しています。
先日、病院へ行く際にバスに乗りました。優しい方が僕に席を譲ってくれました。
杖を持ってぎこちなく歩く姿に僕が障害者であることが分かったのでしょう。
日本ではそうした光景を良く目にしますし、自分も健康な時は席を譲るように心がけています。でも目に見えなければどうなのでしょうか。
改めて僕は精神障害という壁にぶつかりました。
理由は抗うつ剤などによって鎮痛剤の効き目が悪くなる可能性があるとのことでした。
しかし、僕はそんなに歩けるような余力はありません。
精神科は予約しないと受診することができません。
鎮痛剤の処方は先送りになり、結果として痛みを堪えながら寝たきりの生活に近い状態を今も続けています。
専門家の違い、それもあるでしょうけれど…
僕は納得がいきませんでした。とにかく痛みを抑えたいのに鎮痛剤が処方されない
精神科の薬とはそれほど副作用の強い薬なのだと改めて実感しました。
そして僕はそれを処方されていたことに、その時になって不勉強ながら知ったんです。
精神に病を抱えている場合、外見からはとてもわかりにくいです。
でも、とても精神障害による身体へのストレスは心身ともに大きなものであると実感しました。
着けるか着けないかはご本人の自由だと思います。でも認知度の低いものでした。精神に障がいを抱えていても心身に与えるストレスは大きいものだと僕は痛感したからです。
心にも身体にも影響を及ぼします。認知度のまだまだ低いリボンですが僕としては広まりを見せて欲しいと願うものです。それは精神だけでなく身体にも影響を与えるからです。
症状はこちらも人によりまちまちですが、人によっては虚弱体質、過呼吸など、とても辛い症状を持ち合わせている人もいます。それ故に障がいとして世間に広く認知されて欲しいと僕は願うんです。
そして専門家の間(医師の間)でも情報連携がスムーズに執り行われることも願います。
自分は専門外だからではなく、外科だろうが内科だろうが、精神薬の知識を身につけた先生が多くなることを僕は望みます。
精神薬というものはやはり、副作用の強い薬として、専門家(医師の間)でも敬遠されがちです。身体に生じた障がいに対して同時に対応できるように僕は精神薬の適切な対処法の広まりについても願いたいと感じる今です。
なかなか辛いです。
精神薬を飲んでいるが故に鎮痛剤が処方されないので、毎晩、痛みから耐えています。
精神科にかかりたくても家から遠くてなかなかかかりつけられないのが僕の事情です。
いつになったら緩和するのでしょうか。
僕はただひたすらベットの中で痛みから耐えながら現在は自然治癒を待っています。
いつになるかな…不安は積もる一方です。
先ずは、改善したら精神科への受診、そして整形外科への受診と二段階の流れが必要です。それがただ一歩踏み出せないのが僕の現状です。
障がいとは、やはり肌に感じて初めて分かるものです。
足が片方動かせないだけで、これだけの苦労があるのかと気づかされます。
障がいは程度に寄らず平等に周囲に認知され、世間の理解を精神障がい、身体障がいともに広めることが大事だと改めて痛感しました。
髙橋直之