giveyourvoice

不登校経験を経て社会人となったやつらの発信活動

世間は甘くないというけれど、味方になってくれる人や居場所はちゃんとある。

高校生の頃、面白いことを授業中に話していた先生がいました。
「チャンスの神様には前髪しか生えていないんだよ」と
 
えっ、前髪だけ…って
余談ですがその先生は円形の輪郭はしっかり生えていました。(先生すみません)
 

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ギリシア神話に登場する神様 カイロス 前髪しかないのは本当だった…
つまりね、後ろ髪を掴まれるという言葉はよくありますよね。
チャンスの神様は後ろ髪がないので、現れたその瞬間に前髪を掴まないと逃げてしまうと言うのです。いきなり何の話をしているんだい?高橋くん…
でも実際にギリシア神話に登場するチャンスの神様は確かに前髪しかなかったそうです。という事実…https://ja.wikipedia.org/wiki/カイロス
 
皆さんも好機が来たと思ったら、即決して掴んで見るのもありですよ!!
 
と、いうのは長い前置きになりました。
このブログの管理者の一人であるたっきーでーす。
 
今回はスランプから再スタートを切るために。
確かに世間は厳しいというけれども、障がいのみならず、うつ病などの病に苦しむ人向けに「チャンスはいつでもあるのだ」という記事を書こうと思いました。
きっかけは先日、就労支援の仕事をしている仲間と話しをする機会があったのです。
 
『就労支援』てなぁに?
そう思われる方も多いかもしれません。
事実、その人曰く、国からの支援で受けられるサービスの一つとして就労支援事業の周知率はとても低いそうなんです。
 
簡潔にご説明すると…
ある疾患や心身に障がいを抱える人々に対して自治体にもよりますが、所得状況に応じて90%の方が無料で再就職に向けて相談やスキル習得の支援を受けられる事業所がある。
気になった方は就労支援で検索してみてくださいね。
 
僕は4回以上の転職と、失敗、挫折で何度も転んでは立ち上がってを繰り返してきました。僕の抱える精神障害の合併症で抑うつ症状に見舞われる時期もあり、その度に暗闇を彷徨うような孤独と不安に苛まれる時期もありました。
 
現在は自分でコントロールできるようになってきたとは言え、未だに気の抜けない状況ではありますし、自己管理も徹底しています。私も就労支援事業に通おうとしたのですが、タイミングが合わなかったりしたんですね。そもそもそうした情報を取得して積極的に社会に復帰を試みる段階にあれば良かったのですが僕の場合は、気持ちの浮き沈みの波が突発的におこるようで、どうしても合わなかったんです。
チャンスの神様が訪れて、行ける!!ってなったら即行動に起こして結果につなげるタイプ。
 
なので就労移行支援事業が障がいや病で悩みを抱えている全ての人に効くとは限らないのも事実としてあるようですね。
 
でも、興味を持ったり、ちょっとでも復職してみたいな
なんて考え始めている段階の方にはとてもお勧めしたい国からの支援策です。
疑問なのはハローワークでは紹介されないんですよね…職業訓練は紹介されるんだけど…
 
やはりここにも、行政的な課題が見え隠れするのでしょうか。
でも労働をすることが人生の全てではないですし、苦しんでいる最中に求職活動をする必要もありません。でも、生活を保つためにはお金が必要で、それを得るためには行動しないといけないのですが、抑うつ症状に悩む人々には手続きが負担にもなります。
 
そんな時は、県でも心の相談窓口などがあったりします。
僕の場合は神奈川県なので、そこのリンクを共有しますね。
 
その他の自治体でも多くの相談窓口を設けています。
先ずは抱え込まないでください。あなたの味方になってくれる人はたくさんいます。
そして段階に応じて、多くの支援策が行政によって行われているのです。
 
何故、ここまで国や自治体が支援事業を展開しているのか?
それは、少子高齢化による就業可能人口の減少です。そして、障がいや病を理由に終業不可とされる人口が増加傾向に、ここ数年あります。
 
国としても各自治体においても就労可能人口の増加を図る施策は重要な事業として近年では位置付けられているのです。それだけ支援は手厚いです。(受けられれば)
 
そう、受けられるまでに、この事業で欠落している課題を指摘すると
支援を必要とする人々、若しくは必要としていても窓口が多すぎてどこに相談していいのか分からなくなってしまう。仕組みが複雑だったり、手続きに時間がかかるなどで多くの課題が山積しているのです。
 
でも、国や各自治体が動き始めているのは事実で
更に民間の事業者も存在したりします。
 
悩む前に、苦しむ前に、実は現代社会においては味方になってくれる場所がいくらでもあるよと伝えたいのです。ご家族の方も心配でしたらぜひ、こうした支援機関を活用されてみてはいかがでしょうか。
 
僕みたいな素人が、経験談をブログや講演会などの草の根的な活動をするのも
こうした支援事業を知らずに涙を飲む人々が多く、自分もその一人であったからです。
 
筆者として述べるのもナンですが、こうした公的支援を受けることの方がよっぽど効果的であり自分らしい人生を探せる良い場所ではないでしょうか。
 
諦めないでくださいね。
支えが必要ならば支援を受けることは後ろめたいことでも何でもないのです。
恥ずかしがらないでください、秘密は守られるし、サポートの体制も整いつつあります。
 
町単位では周囲の目が気になるのであれば、県単位で窓口を検索してみてください。
または、民間の事業所を探してみてください。
 
もちろん、そうした元気がなければ養生も大事ですよ。
世の中は甘くないというけれど、そこまで斜に構える必要はありません。
自分の心と相談しながら、こうした支援期間をぜひ活用してください。
 
ぜひこのブログへのコメントやメッセージでもご対応いたします。
あなたは一人じゃないよ。そう思える社会が今、構成されつつあります。
 
髙橋直之