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不登校経験を経て社会人となったやつらの発信活動

自暴自棄にならないように試してほしいこと

他己の評価を優先していませんか?

 

ご無沙汰しております。たっきーです。

暫く、心労によりブログを休止しておりました。皆様お元気ですか。

季節の変わり目です、体調にご自愛くださいね。

 

さて今回のテーマは「自分を評価する力」

私自身、なかなか難しいと感じて今まで生きてきました。隣の芝は青く見えるように、他社の秀でた部分が目立ち、自分を過少評価してしまうことも多々あります。

 

しかし、それって自然な思考だと私は考えています。寧ろ他者を評価し敬うことは大切です。時として自身の目標(メンターのような存在)にもなりえます。他者の行いを通じて成長するものです。子どもが両親の行いを真似して言葉やマナーを覚えていく過程に似ていますね。ですので自然なことだと私は考えます。

 

でも思春期を過ぎて、大人になるにつれて人の行いを見るだけでは成長に限界があります。また、他者を評価できるようになるのです。それはテストの点数による能力の差や自我が確立されていきます。自分は自分、他者は他者というように認識できるようになるからです。

 

心理学の話になりますが、マズローの欲求5段階説というものは皆さまも一度は耳にしたことはあるのではないでしょうか。

 

引用元:https://www.pbm555.com/blog/12009/

 

成長につれて欲求は上のステージへ進みます。思春期や大人でぶつかる欲求の壁で所属欲求と承認欲求が厄介な壁だと今振り返ると感じます。

 

さて、話を戻します。他者を認識し、他者を尊敬することはとても良いことです。自己の成長の過程においても大切なステップであると私も認識しています。しかしこの時、忘れがちなのは自己承認です。自分の能力・特技(つまり良いところ)が心の死角になってしまいます。そうすると、諦めや、劣等感「自分はダメだなぁ」と言うように自分で自分を過少評価、最悪の場合自己否定にも繋がり兼ねません。

 

私が不登校になったのも自己否定の連鎖で自分自身に自信を失くし、「僕はダメな人間だ」と殻に閉じこもったのが一つの原因だったと今だから考えられます。しかし、その時の自分は辛く、悲しい現実ばかりを想像し、外の世界から離別したい一心でした。

 

思春期の場合、自己承認はご家族や友人の支えが大切です。まだ精神が未発達な状態且つ不安定な時期ですから。それにテストや恋愛等、自分の能力や容姿の現実を次から次へと叩きつけられます。大人の場合は金銭的に余裕がある場合は行動範囲も広く、趣味等でストレス回避ができるかもしれません。しかし思春期の子は行動範囲も事実上狭く、コミュニティも大人と比較して広くありません。習い事や趣味、フリースクールも一つの手段化もしれません。登校拒否や不登校でお困りのご家族様も苦労されているかと思いますが、できる限りコミュニティを広げてあげることで、他者から評価されるチャンスも増え自己承認ができるようになるかもしれません。平たくお話しすると選択肢を広げてあげることが子どもの成長を助ける方法の一つかもしれません。子どもへのアプローチについては別の記事でも紹介しておりますのでぜひご一読ください。

 

さて、大人の場合はどうなのか。

僕も今、絶賛悩み中ですね~。でも悩んでいるからこそ、見えてきたことがあります。それが自分を誉める勇気です。(そんな表題の本がありましたね)

でも、アプローチが違います。

 

皆さまに三つの質問をします。

①自分の特技や趣味はなんですか?

②好きな人はいますか?

③最近楽しかったことはありましたか?

 

一つでも回答出来たら、それはご自分でしか体験できない特別なことです。もちろん他の人と被ることもあるかもしれませんが、それは一旦置いておきましょ!

 

先ずは小さなことでも出来ることをご自分の出来ることを評価し認めてあげることです。もしかしたら、それは他者にとっては羨ましいと思われることがあるかもしれません。

 

これは突飛な小話ですが先日、友人と「僕は○○ができる」と紹介した際に○○が出来るブランドで勝てないと感じるのは何?という話をしました。結論、「僕はバイオリンをつくることができる」が最強!!て話でまとまりました。居ますよね。某有名アニメ映画の登場人物に・・・そんなこと言われたら惚れてまうやろーーーっ!!

 

って言う小話でした。

でも、趣味は娯楽にもなりますが腕を磨けば周りから尊敬されたり、感謝されることもあります。自分の出来ること、小さなことで良いんです。タイピング速度が速い、釣りが好き。ギターをコード引きできる。歌が上手い。車の運転ができる。マンガが好き。

 

僕から見たら好きなことに没頭できる人が羨ましいです。マンガについて熱く語る人が居て、僕はそこまで没頭できる趣味がないなぁと思いつつも、食い入るように聴いていました。誤解しないで頂きたいのは自慢話ではないということ、自慢話ができればこの記事のテーマは既にクリアです。それだけ自分に自信があるということですから良いと思います。でも自慢話のし過ぎは、ちょっと...ね。

 

もしも今ぶつかっている壁がある場合は、ベクトルを変えて違うことにチャレンジしたり行動してみることです。限られた環境やコミュニティの中では人間はストレスを抱えやすいです。自分を肯定できなくなったり、自信を失くしたりする。サイクルです。

 

心に余裕ができると自己承認はしやすいと思います。なぜならば抑圧から解放されることで自分らしく過ごせる時間をつくりやすいからです。自分らしく、大切なキーワードです。皆さんは「今、自分らしくすごせているなぁ」て感じたときはありましたか?

 

もしあった場合、それがご自分の個性であり、他の誰にもないモノです。

その感覚を大切にできたらいいですね。

 

僕は先日、同級生と伊豆までドライブ旅行してきました。

その後、仕事や家事にも普段以上に身が入るようになりました。

 

2023/6/24

髙橋直之