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不登校経験を経て社会人となったやつらの発信活動

僕は僕らしく、あなたはあなたらしく

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体型がなんだ?性格がなんだ?あんたはめっちゃあなたなんだ!!
こんにちは、たっきーです。
TVを付けるとコロナ関連の話題が再燃していますね…
3ヶ月ぶりの投稿です。自分のことで精一杯でした。時間で空いてしまいすみません。
 
その間、休業を余儀なくされながらも仕事柄パソコンに関わることが多いので、テレワーク等でなんとか対応してきました。皆さまもご苦労されていることでしょう。お互い頑張りましょうね。
 
そんな折にストレス発散のためノンフィクション小説をよく手にとるようになりました。先日、とても面白い本に出会いました。
 
『漁港の肉子ちゃん』西加奈子さん作

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初版が発売されたのは2014年のことです。
6年後の今年になって明石家さんまさんがプロデュースしアニメ映画化され、一部のネット上では話題になっているようですね。プロデュースに至った経緯はここでは詳しく説明しませんが、本に登場する主人公と育った環境がとてもご自分と似ていることから制作にしたと言われています。
 
ぶっちゃけ、原作の小説を読んでいると最初の10ページで笑っちゃいました。
なんと言っても主人公のキャラがとても憎めないし、可愛いのです。
そのまま一晩、朝まで読みふけってしまいましたね。久々の体験でした。
 
主人公は題名の通り、肉子ちゃん。
これはあだ名で本当の名前は菊子、肉子と呼ばれていたのは生まれてからこの方、ずんぐりむっくりした体型から肉子ちゃんと呼ばれていたとのこと。主人公の肉子ちゃんも明るい性格で、肉子ちゃんと呼ばれても悪く思っていなかったらしい。愛嬌ですね。少し前の漫画ですが『あたしンち』に登場する、お母さんを僕は想像しながら読んでいました。
 
肉子ちゃんは生まれながらにして家庭環境は壮絶…環境に恵まれず、ダメ男ばっかり好きになっては紐になってばかり、信じ込みやすい性格と自分が信じたことは信念で突き通す、と言う感じの直向き且つ、めっちゃ明るい関西下町育ちの、コテコテの関西弁でストーリーも進んでいきます。
 
あらすじはここまで。このままでは読書感想文になりかねないので、気になったら手に取ってみてくださいね。
 
さて、ここからが本題
この記事で発信したいことはタイトルのままです。ここからは私事の話になりますが先日、思い切って脱サラしました。

 

27歳になって夢を抱きました。
建築士になりたい!!
アートやデザイン、特に人々の暮らしをデザインできる生業として興味があるのです。
 
もちろん会社員でいると安定だし、勉強、失敗、成功を繰り返して先日まで会社でサラリーマンをしていた訳です。でも、最近のコロナ騒動で休業等を余儀なくされ自由時間が増えた分だけ自分のこれからの人生について考える機会が増えたんです。
 
そもそも会社員になって楽しかったかどうかと聞かれると?あまり、やりがいを感じられず飽きていました。
自分はよく会社では異端児扱いされていました。っと言うのも今までブログでも書いて来ましたが、どうしても精神障がい者のレッテルで周りが壁を作るのです。それに僕はクリエイティブな仕事が好きです。
 
そもそもルーチンワークは作業だと思ってます。仕事とは自分から面倒くさい事を増やしてでも、同じ仕事内容だったとしても付加価値を付けて最大限の評価が得られるように創り出すことが仕事だと思っています。
 
例えば、お客様からの信頼度や満足度を高めるためにクライアントの利益最大化に努力してみたり、ライバル会社であっても良い技術を持っているのだら自社の技術ばかりに拘らず共同契約を交わして垣根を超えて性能の高さを重視したり…
できる工夫は様々です。僕の性格は猪突猛進。思い立ったら直ぐに行動、行動力が有ると言われれば褒められるのですが、計画性に劣った一面もありますし、その分面倒な作業工程を増やしちゃったりしちゃうんですよね。
結果、職場では異端児扱い、周囲からは「あいつと仕事をすると面倒くせえ」と揶揄されることもありました。そりゃそうだ、だって自分で自分の首を絞めていることもなんとなく自覚していたし、オーバーフローしちゃうこともありました。
過去の失敗談で語ってきた原因はほとんどがこれの繰り返しなんでしょうね。
 
「こりねぇやつだなぁ」
 
そう思うでしょう?笑
でも懲りないの。どうしてもそれが、僕の性格なんだよね。直そうとしてもなかなか直せない←言い訳がましいデスね
でも、同じ失敗を繰り返すなら、開き直ってしまったらどうかな?って思っちゃったんです笑
 
サラリーマンとして生きていくことで、自分の特性には
ついなかったんだ。
んじゃぁ、自分のやりがいとか感じる仕事を自分で創っちゃえばいいんじゃない?
と言うあんちょこな考えで、辞表を出して来ちゃいました。
 
コロナで再就職先に困る人が溢れているこのタイミングに、何をしているのだろうか。
でもさ、向いてないものは向いていないんだもの。
 
そう、27歳にしてようやく自分の道を進む決心と言うか、吹っ切れた感じがしたんですね。無理に居づらい環境に居続ける必要もないし、むしろ自分のポテンシャルを最大限に発揮できるように自分を会社という枠から自由にしてあげようと解放してみたのです。
 
そんなさ中、たまたま読んでいたのが冒頭でお話した漁港の肉子ちゃんでした。
肉子ちゃんの言葉に背中を押された気がしたのです。
 
「うわーぁぁぁ、めっちゃ海やねーっ!」
 
ふぇ?
て、なる方多いでしょう。
海は海じゃないか!そう突っ込みたくなる自分に、自分はその時ハッと気付かされたのです。なんで10ページ読んだだけで、この小説に釘づけになったのかを。
そう、肉子ちゃんのキャラ、愛くるしさ、に惹かれていったんです。つまり肉子ちゃんの言葉に置き換えると…
 
「肉子ちゃんはめっちゃ肉子ちゃんなんだっ!」てこと。ずんぐりむっくりした体型で本当は菊子なのに肉子ちゃんなんて呼ばれてもへっちゃら。日本のどこにいてもコテコテの大阪弁を貫き、人当たりの良さから周囲をどんどん巻き込んじゃう性格。
 
肉子ちゃんはぶっ飛んでる
もはや異端児と呼ばれても仕方ない
でも肉子ちゃんは自分の思ったこと、信念にバカがつくほど前向きだ笑
 
そう思った瞬間、
「僕はすっごい僕らしい生き方をしたい」
 
周囲にはそんな変わった一面を曝け出している場所もあったけど、どこかで自分を抑えていて苦しんでいた僕も居たんよね。
 
正に会社は自分らしさなんて求めていやしない←今まで出会った会社では、個性よりも会社が求める人材像が押し付けられて、会社の方針に従わざるを得ない。
 
当たり前の事なんだけど
小さい頃から団体行動も苦手で異端児扱い。でも図画工作の時間は自由に好きなものを造ってもいいし描いてもいい。1番好きな時間だったし、作品はとびきり目立ち表彰されることもあった。
 
そんならさ、
僕は僕らしく生きていくために、これからは自分で舵を切ろうと思ったんです。
 
やっぱり無理に居心地の悪いと思う場所に居続ける必要はないの。ある程度の集団行動は日本にいる限り求められるけれど、グローバルスタンダードで考えたら、集団行動が出来るやつが上手く世間を渡って行けるかと言うとそうでもないんです。
 
長くなりましたが、最後に1番伝えたいことを改めて書きます。
 
「僕は僕らしく、私は私らしく」
 
あなたらしさはなんですか?
今の学校生活や社会人生活は楽しいですか?
楽しめているならそれがよろしい‼️
 
でも楽しめていなくて、自分の自信もなかなか持てない、自分らしくいられない。
そもそも自分らしさなんて分かんないよ!
 
そんな人もいるかも知れません。
そもそも僕がそうでしたから、27歳になるまでずっと迷い続けたんだもん。
周りを見渡すと夢を実現した友達や明確な目標を持っている人がキラキラ見えて自分が情けなくなった時もあったんですよ。でも、焦っても、劣等感を抱いてもさ、切りがなかったんですよね。
 
最終的に決めるのは自分自身で、無理に目標を持とうとか、夢を持とうかしなくていいと思う。
 
なぜなら、
先ずはあなたはどんな人ですか?
何に興味がありますか?
何で幸せを感じますか?
自分の気持ちに正直になってみてください。
 
これは持論ですが、日本は世界に遅れています。
団体行動に縛られています。それが故に社会に溶け込めない、学校に溶け込めないと異端児扱いされます。でも今後日本は変わらなきゃいけない。グローバルスタンダードとしては既に個の個性や能力を重要視されています。みんなと一緒じゃ、出世できない、年功序列の社会体勢はもう世界では通用しないんです。
 
じゃあ何が評価されるの?
 
それは、「めっちゃあなたらしさ」なんです。
あなたにしかない能力や個性や特技なんです。どんなに小さいことでもいいし、何もないと思うなら自分の興味のままに生きて極めていけばいいのです。結果として資格であったり実績であったり、それが信用として蓄積され認められる時代が直ぐ目の前に来ているんです。
 
だから、忘れないでね。
「あなたは、めっちゃあなたなんです」
もちろん「僕はめっちゃ僕なんだ」
 
長くなりましたがこれが、今回の記事で発信したいメッセージです。
周りからなんて言われようと、あなたらしさを忘れないでくださいね。
 
それが将来の目標であったり夢に、繋がるはずだから。
社会人も学生も関係ないですよ。
 
いつでも人間は成長できるのだと僕は信じています。
だから僕は27歳で夢を持ち、今はそれに向かって頑張ります。
 
髙橋直之