“大人になれない”私の叫び(enoki)
お久しぶりです。
enokiです。
あけましておめでとうございます!
長らく更新せずに失礼致しました。
その間、更新をし続けてくれたタッキーに感謝しています。
また、不定期とはいえど、
だいぶ筆を執るのが遅くなってしまい申し訳ございません。
さて、復帰後記念すべき1記事目は私の人間性について、
書いていこうと思います。
同じような性格で生きづらさを感じていたり、
似たような経験がある方がいれば教えてほしいです。
さて、大人になれない私の叫びと表題に書きましたが、
私はたまに「きみは子どものように素直だね」と言われます。
タッキーからは「大人になりなよ」と言われることがあります。
皆さんは大人になるってどういうことだと思いますか
私は最近、吉本ばななさんという方の「おとなになるってどんなこと?」
という本を読みました。(ちくまプリマー新書)
この本は吉本さんのエッセイで過去の経験などが書かれています。
そこでは吉本さんが“中学生の頃、怪我をした時に父親と祖母が病院に連れてきた時の帰り道“が、
大人になった瞬間だと書かれていました。
“父親は娘なのだから病院に連れてくるのは当たり前としても、
わざわざ祖母は遠方から私の為に貴重な時間を割いて来てくれた”
そう思って”病院の出口で祖母の荷物を持った“そうです。
その荷物がまた重くて、さらに感謝したとのことです。
まだ途中までしか読んでいないのと手元にないのでうろ覚えで間違いがあったら、
申し訳ございません。
ここから読み取れるのは大人になる事とはそれまで当たり前に支えられていた事に気づき、
感謝して、自分も相手を支えようと出来る事、でしょうか。
ここからは私の考えですが、”大人になる“ってとても曖昧な言葉だと思うんです。
この本でいう”大人になった瞬間“ときっと今この記事を読んでいるあなたのもの、
そして私やタッキーのものはそれぞれ違うものだと思います。
そして”大人“というのもきっとそれぞれ違うんです。
ただ、曖昧だけど何となく共通認識であるものだと思います。
※念の為、申し上げますがこの吉本ばななさんの体験や本は素晴らしいです!大人になるきっかけとして、共感しています。
だから、私は大人になれと言われてもどうなればいいのかわかりません。
きっとその言った相手から見て、求められている事を返せていないんだろうなと思います。
私は他者とぶつかることが嫌いです。
だから、ぶつかりそうになったら、
すぐに尻尾を巻いて逃げます。
あるいは誰にもいないところに閉じこもります。
他者とぶつかることが嫌いなのは、
自分を否定されたくないからです。
あなたは、自分を大人だとおもいますか。
20歳を超えれば社会的には大人になります。
日本はどこかの部族のように大人になる為の儀礼は存在しません。
(成人式…?はて)
だから、きっと大人になったと感じるきっかけというのは、
みんな違うか、あるいはまだないかもしれません。
そんな混沌とした私の頭の中で葛藤がある中、
中学時代、不登校だった時にお世話になった恩師に会いました。
彼は当時、唯一、私に「それは辛いことだね」と言ってくれた大人です。
今は教員を続けながら大学院で不登校支援について、
研究論文を書いています。
私は「すごいですね」と素直に言いました。
彼は「でも不安ばかりなんだ」と言いました。
私は驚きました。
今年で定年して何十年も社会人として生きてきて、
さらに大学院で論文まで書いているのに「不安」だと言うんです。
私からしたらそんなに頑張って結果も出しているのに、
何が不安なんだと思いました。
彼は言いました。
「enoki君と私は同じだよ。いくつになっても、昔と同じような事を悩むんだ。そしてそれは何か意味がある。だから悩むんだ」
なんというか、少し肩が軽くなりました。
社会の中で、あるいは友達の中で、家族の中で、自分がどこに立っているのか、どこに向かって歩いているのか、社会的に大人になると誰も教えてくれません。
自分のゴールというものは、自分で決めなければ行けなくなる。
そんな中で、色々な人たちに様々な事を言われます。
それは本当にあなたの事を考えてくれているものもあれば、
他の目的があって言ってくるものもあるでしょう。
私はそれに流されやすいと思います。
そして何が正解なのか、何が私はしたいのか、わからなくなる。
今も社会の波の中に、私は身を置いています。
私が叫びたいのは“他人の大人という概念に当てはめられたくない”という事です。
それは私が自分で見つけるものだと思うからです。
例え、その結果として私を嫌う人がいても、
それは仕方ないのだと思います。
全ての人に好かれることは不可能です。
私はこの生き方を変えることは出来ない。
でも、筋は通さなければいけないんだと思います。
私は20代後半に差し掛かっているのに、
いまだに他人と自分の間をふらふらしています。
あなたはどうですか。
enoki